福井県立大学地域経済研究所

お知らせ

多文化共生に関する地域経済研究フォーラムが開催されました。

 お知らせ

12月5日(金)、地域経済研究所企業交流室にて、「福井県の多文化共生:越前市の事例から」をテーマに、第5回地域経済研究フォーラムが開催されました。最初に、当研究所の佐々井 司教授が、福井県内の市町の外国人の推移を全国動向とあわせて整理し、島根県出雲市や群馬県大泉町など他地域との比較も踏まえながら論点を提示しました。続いて、本学看護福祉学部の永井裕子准教授が、越前市「みんなの食堂」を起点に、学習支援や日本語・就学支援、国籍や障害、性別、世代を問わない参加の場づくり等へと実践が広がっている点を紹介しました。討論では、人手不足への対応は単に「人を集める」ことではなく、言語・教育・子育て・福祉と就労を結びつけた受け入れ基盤を整え、誰もが働き続け、暮らし続けられる環境をつくることが重要であることを確認しました。こうした取組が、地域の担い手確保と地域経済の持続性にいかにつながるか、今後の越前市・福井県の取組の方向性について考えました。