基本情報
- 氏名
- 前田 陽次郎(まえだ ようじろう)
- 職名
- 教授
- 最終学歴
- 九州産業大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
- 学位
- 博士(経済学)
- 所属学会
- 日本地理学会、経済地理学会、日本農業経済学会、食農資源経済学会
職歴
- 2005年~2020年
- 有限会社前田青果取締役副社長
- 2014年~2023年
- 長崎農産品貿易株式会社代表取締役
- 2023年~
- 福井県立大学地域経済研究所教授(現在に至る)
専門
経済地理学、農業経済学
研究活動の紹介
農村や国境地帯など周辺地域の経済に関する研究を行っています。具体的には岩手県葛巻町における酪農を中心とした地域開発や、長崎県対馬市の訪日観光客がもたらす観光業の影響、スウェーデン・フィンランド国境に位置するハパランダ・トルニオの都市開発などです。農業・農村の担い手問題にも1990年代から取り組み、農業法人や第三セクター企業などが担い手として果たす役割を研究してきました。近年は日本からの農産物輸出について、実務経験をふまえてその問題点や可能性を探っています。
キーワード
地域振興、酪農経営、農産物輸出、インバウンド観光
著書
- 『農村地域の産業政策―これからの農村の担い手像』単著(櫂歌書房、2011年)
- 『改訂版「地方」をマジメに考える 〜交通・財政・観光・農業の 実状をふまえた政策提言〜』単著(リーブル出版、2023年)
論文
- 「新全総による大規模畜産開発プロジェクトが地域酪農に与えた影響–岩手県葛巻町における酪農の展開過程」『食農資源経済論集』60(2),13-25,2010年.
- 「ポジショナリティ・シフトによる対馬へのインバウンド観光の可能性」『東アジア評論』13,121-134,2021年.
- 「長崎県対馬市における韓国人観光客数の動向と地域経済」『経済地理学年報』67(2),69-83,2021年.
- 「九州から東・東南アジア地域向け農産物輸出の状況 ―アベノミクス期における輸出戦略を中心に―」『東アジア評論』14,101-113,2021年.
- 「COVID-19対策下で閉ざされたスウェーデン・フィンランド国境―ハパランダトルニオを訪ねて―」『E-journal GEO』18(2),214-220,2023年.
- 「コロナ禍前後における日本からの農林水産物輸出の概況と福井県産品輸出拡大の可能性」『ふくい地域経済研究』38,73-83,2024年.
調査報告書
- 『平成13年度中小・ベンチャー企業へのビジネス・インキュベーション支援実態調査報告書』(中小企業総合事業団創造的中小企業支援部)2002年.
- 『平成13年度港湾整備アウトカム目標の検討調査報告書』(国土交通省九州地方整備局)2002年.
- 『離島における廃棄物等の処理・輸送に関する調査報告書』(九州運輸振興センター)2003年.
招待講演・学会発表
- 長崎県対馬市の産業構造と観光業の現況と将来像に対する経済地理学的分析 日本地理学会春季学術大会 2020年.
- 「アベノミクス」における農林水産物輸出拡大政策の内容と成果 食農資源経済学会 第14回大会(オンライン開催)2020年.
- スウェーデン・フィンランド国境にまたがる新都心建設がもたらす経済効果—ハパランダトルニオにおける事例研究 日本地理学会春季学術大会(於:東京都立大学)2023年.
- 岩手県葛巻町の酪農における経営継承の実態分析 経済地理学会北東支部11月例会(於:岩手県民情報交流センター)2023年.
- コロナ禍以降の日本産農林水産物の輸出状況について 経済地理学会中部支部4月例会(於:スペース七番)2024年.
社会・地域活動
- ふくい路面電車とまちづくりの会 幹事
教育活動
- 東京大学教養学部「高度教養特殊演習(地域未来社会フィールドワークⅡ)」