基本情報
- 氏名
- 佐々井 司(ささい つかさ)
- 職名
- 教授
- 最終学歴
- 神戸大学大学院工学研究科修士課程修了
- 学位
- 工学修士
- 所属学会
- 日本人口学会、自治体学会、日中社会学会
職歴
- 1990年~1991年
- 天津大学(中国)
- 1994年~1996年
- 厚生省人口問題研究所
- 2000年~2002年
- オーストラリア国立大学
- 2009年~2013年
- 厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 少子化対策企画室
- 1996年~2021年
- 国立社会保障・人口問題研究所
専門
人口学、社会保障、統計分析、社会調査
研究活動の紹介
人口動向、ならびに人口変動要因に関する定量分析を専門としています。また、人口変動が社会システムに及ぼす影響についても研究しています。なかでも近年、地域によって異なる人口変動要因の社会的背景に関する研究に注力するなかで、国際的、学際的な共同研究の重要性を痛感しています。人口研究を通じた地域貢献に努めると同時に、次世代の人口研究者の育成にも尽力できればと考えています。
キーワード
出生、死亡、人口移動、世帯、少子高齢化、人口減少、社会保障
著書
- 『次世代のための家族政策の確立に向けて~家族支援政策は包括的な視点で再構築を~』共著(社会経済生産性本部、2007年)
- 『人口学ライブラリー8 世界主要国・地域の人口問題』共著(原書房、2010年)
- 『2020年の地域と自治』共著(第一法規、2011年)
- 『社会保障費用統計の理論と分析~事実に基づく政策論議のために~』共著(慶應義塾大学出版会、2014年)
- 『社会理論と社会システム』共著(中央法規、2014年)
- 『少子化は止められるか?』共著(有斐閣、2016年)
- 『人口学事典』共著(丸善出版、2018年)
- 『叢書・データでみる北陸の50年』共著(北陸経済研究所、2018年)
- 『少子老齢化社会~中国日本共同応対的路経与未来』共著(社会科学文献出版社、2019年)
論文
- 「日本における高齢社会対策の現状と課題―人口と社会保障の視点から―」『日中社会学研究』27,1-11,2020年.
- 「主要国における合計特殊出生率および関連指標:1950~2021年」(共)別府海志『人口問題研究』79(3)206-213, 2023年.
- 「都道府県別標準化人口動態率:2022年」(共)別府海志『人口問題研究』79(4), 440-446, 2023年.
- 「都道府県別にみた女性の年齢(5歳階級)別出生率および合計特殊出生率:2022年」(共)別府海志『人口問題研究』79(4)447-454,2023年.
- 「人口減少の社会的背景と対応策~東京一極集中と地方における人口減少の見通し、及び地方創生の考え方について~」『論究』(衆議院調査局)20,29-38, 2023年.
調査報告書
- 「外国人材の県内定着に向けた実態調査」(『未来協働プラットフォームふくい推進事業』)2024年.
事典・書評・その他
- 書評:石川義孝『地図でみる日本の外国人』ナカニシヤ出版,2019年,『人口学研究』56, 2020年.
- 書評:Fumie Kumagai,”Shrinking Japan and Regional Variations: Along the Hokurikudo and the Tosando”, Springer, 2021,『人口学研究』58,2022年.
- 書評:清家 篤・西脇 修ほか 編著『人口減少・少子高齢化社会の政策課題』中央経済社、2023年,『季刊・個人金融』(ゆうちょ財団) 2023年.
招待講演・学会発表
- 「人口動向からみた地方創生」自治体学会『地域づくりのあり方から人口を捉え直す-2020年国勢調査結果とポスト・コロナを見据えて-』(於:online)2022年.
- 「わが国の地域人口変動に及ぼす外国人人口のインパクト」地経研フォーラム『ウィズコロナの下での人口の課題を考える』(於:地域経済研究所)2022年.
- 「人口動向からみた地方創生と第2期総合戦略の課題」日本人口学会・中部地域部会(於:online)2022年.
- 「日本における外国人人口の動向ならびに労働力需給に関する考察」東アジア学会(於:西南学院大学)2023年.
- 「日本における地方創生と農業の果たす役割~人口動向が示唆する教訓~」『国際シンポジウム/日中における農村振興:都市と農村の共生』日中社会学会 〔日本〕・全国日本経済学会 〔中国〕(於:東京農工大学)2023年.
- 「日本人の海外移住者の動向とその背景」『人口減少 80万人割れの衝撃』(於:日本記者クラブ)2023年.
- 「「人口減少社会の実情と課題:高まる外国人材の存在感」JICA北陸共催セミナー『持続可能な地域経済と外国人労働者の新たな局面-責任ある外国人材受入と「選ばれる福井」について考える―』(於:福井商工会議所)2023.
- 「地方社会で生きる外国人住民の暮らし・仕事・学校」『日本家族社会学会』(於:神戸大学)2023年.
- 「中部地域における人口動向と今後の展望」『日本人口学会・中部地域部会』(於:online)2023年.
- 「人口減少下における越前市のこれからを展望する」『越前市議会議員研修』(於:越前市役所)2024.
社会・地域活動
- 「福井県国民健康保険運営協議会」会長(健康福祉部長寿福祉課)
- 「越前町総合振興計画審議会」会長(越前町企画振興課)
- 「おおい町未来創生戦略有識者会議」会長(おおい町まちづくり課)
- 「県都グランドデザイン関連プロジェクトの効果等の調査分析にかかるワーキンググループ」委員(まちづくり福井)
- 「NPO法人・健康長寿の会」顧問
教育活動
- 「国際・社会探究」福井県立若狭高等学校
- 「人口問題と政策」国際医療福祉大学
- 「社会保障論」名古屋市立大学
- 「ライフコースの人口学」放送大学福井学習センター